2023年に遊んだゲームまとめ(MOTY2023)

去年
りあるん
すかい
だいじん
みるふ


 記事の数は少なめとなったが、今年も良いゲーミングができた。まずは今年プレイしたゲームの一覧から。リンクはレビュー記事、カッコはプレイした機種。


 2023年は『タクティクスオウガ リボーン』の「死者の宮殿」内から始まった。トレハンやキャラクター育成などのやりこみ要素が奥深くなっており、200時間以上楽しめた。

 期待のFE新作『ファイアーエムブレム エンゲージ』は、ストーリーこそ稚拙だが、ゲーム部分は今までに遊んだFEで一番好みであった。DLCが未プレイなので近いうちにプレイしたい。

 その次は『デモンゲイズ2グローバルエディション』『モンスターを倒して強い剣や鎧を手にしなさい。死んでも諦めずに強くなりなさい。勇者隊が魔王を倒すその日を信じています。』と、エクスペリエンスのDRPGを続けて2本プレイ。どちらもキャラが可愛くてとっつきやすい。デモゲ2は追加要素がやや高難度だが、非常に満足度が高かった。モン勇は戦闘が世界樹寄りで面白いけど、クリア後にやりこみ要素がないのが物足りなかった。

 HD-2Dの本家『オクトパストラベラー2』は大傑作であった。ストーリー以外。『星のカービィ Wii デラックス』はミニゲーム集の「マホロアランド」が秀逸、姪っ子がハマっていた。2022年から継続してプレイしていた『ガーディアンテイルズ』はQ1で離脱。ロード時間に人生をすり減らされるのがネックだった。ライザ3の発売を控えて『ライザのアトリエ2 ~失われた伝承と秘密の妖精~』をプレイしたが、内容を覚えていない。結局ライザ3も購入だけして積んでいる。何をしているんだ。

 ゼノブレイド3のDLC『新たなる未来』はコンパクトに遊び尽くせて満足感の高いデザインになっていた。ストーリーもなんとかまとまったか?ナエル(CV鬼頭明里さん)が可愛い。次のゼノブレイドは任天堂の新ハードかな?その前にクロスを移植してくれてもいいんだが。

 昨年ハードコアモードの全実績を解除した『Grim Dawn』だが、今年は「Reign of Terror(レインオブテラー)」というキャンペーンmodをプレイしていた。グリムドーンのマスタリーとディアブロのマスタリーを使ってディアブロのストーリーを攻略していく。装備品もオリジナルのものが多数存在する。本編のアルティメットにあたる難易度Hellまで3周遊んだが、ボスがやたら強くて本編より難易度が高い。Hell以降のやりこみ要素は多数あるが、低難易度に寄り道要素が少ないため、ビルド次第では詰みそうだなと感じた(詰みかけた)。

 今年の本命……の前に、少し時間が空いたので『PowerWash Simulator』をプレイしていた。なんともいえない面白さがあるが、1ステージが思ったより長かったり、カメラリバースに対応してなかったりしてコントローラーではプレイしにくかった。『ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム』はゲーム性のパワーアップはもちろんのこと、意外にもストーリーが面白かったのが高評価。

 期待作であった『ディアブロ4』は思ったよりハマれなかった。マルチ前提の爽快感に欠けるプレイ、プレイヤーの成長を感じられないほどのペースで強くなる敵、高くなったアクション性と低い性能の回避。ストレスを感じる要素の方が多いなあ……と思いながら、楽しいはず!と信じて130時間くらいプレイしていたらしい。実は楽しくなかった。

 『Fit Boxing 2 -リズム&エクササイズ-』も継続してプレイ中。飽きてきたので『Fit Boxing 北斗の拳 ~お前はもう痩せている~』も買ってみたけど、激闘モードを全クリしたくらいで飽きた。曲はかっこいいんだけど、女の子のトレーナーが恋しくなったのでフィボク2に出戻りした。フィボクの方はアニソンDLCなどを手当たり次第買って今のところ飽きずにプレイできている。飽きずに運動できるといえば『リングフィットアドベンチャー』はゲーム性が非常に高くて面白い。フィットボクシングに足りないのはレベリングである。

 『崩壊:スターレイル』のPS5ローンチが待ちきれずに、一足先にスマホでプレイし始めてしまった。現在はPS5でプレイ中。今どきアクションではなく、タイムライン制コマンドバトルでここまでの面白さにしているのは正直すごい。育成要素やUIは原神に似ているが、比べるとかなり遊びやすい。原神にフィードバックしてほしい。

 今年はあのシリーズの最新ナンバリングタイトルも発売された。グラフィックとアクションは素晴らしいが、RPGとしてはプレイヤーをなめているゲーム性と、ストーリーの質が低すぎる問題を抱えていた。

 あまりにもRPGと言えないものをプレイしてしまったので、ここで昨年末から積んでいた『Romancing SaGa -Minstrel Song- Remastered』をプレイした。リアタイ時は難しすぎてシェラハに惨敗していたが、リマスターでは無事に究極サルーインを撃破することができた。武器と技にアタック・ディフェンス・トリックモードが紐づいていて、敵もどれかのモードで行動してくるのだが、これを理解すると非常に面白い。ジュエルビーストの大技「ジュエルブラスター」は普通に食らうと1000以上のダメージでオーバーキルされるのだが、それを0ダメージで受けられるようになった時が最高に楽しかった。周回引き継ぎや財宝発掘の緩和、真サルーインを倒したあとの育成上限解放も素晴らしい追加要素。育成・収集と装備の組み合わせや戦略などのバランスがまさに理想のRPGを遊んでいる感じで大満足であった。

 サガシリーズのバトルディレクターでお馴染みの小泉今日治さんがプランニングディレクター/サブディレクターを務める『JET DRAGON』がApple Arcadeで配信されていたので、マスターGPの攻略までプレイした。カレンダータイプの育成レースゲームで、ドラゴン・ライダーを育成しレースに出て賞金を稼ぎ、その金で施設を強化したりドラゴンの交配などを行い上位ランクのレースでの優勝を目指す。カレンダータイプだが育成に特に期限はなく、一定の期間内に公式レースでポイントを稼ぎ、ランキング上位を目指すサイクルを繰り返す。育成はかなり退屈だが、ブレス・チャフやブーストなどのドラゴンの特技やライダーの特性が絡んだレースは面白かった。

 『世界樹の迷宮I・II・III HD REMASTER』を1から3まで通しでプレイしたらかなりの大ボリュームであった。1と2は原作未プレイ(新はプレイ済み)3は1周のみクリアだったので、どれもわりと新鮮に遊べた。1は序盤こそ大変だが、医療防御が完成すると初見のFOEも雑に倒していけるようになって大味だった。あと、雑魚敵がほとんど通常攻撃しかしてこないような?最大レベルがなぜか70なので、6層攻略中にカンストして飽きた。2はレベル上限が99になったが、引退で1ずつ上がるという狂った仕様だったので5くらい上げたところで飽きた。3は序盤から非常に難しくてびっくりした。全てのルートを攻略したが、2周目以降はプレイヤー側で装備などを縛らないと作業になって面白くなかった。いずれも6層はキレながら遊んでいたけど非常に楽しかった。クソマップを攻略する喜びをありがとう。マッピング不可+回転床+一方通行抜け道は狂いそうだった。

 『スーパーマリオブラザーズ ワンダー』は2日で全要素をコンプリートしたが、かなり満足度の高い遊びだった。デイジーかわいい。ラスボス戦がやや物足りないと思ったが、他にそういう意見を見かけない。ゲーム中ずっとボス側だけがワンダーを使ってくるので、最後はマリオ側がワンダーを使ってクッパを倒すほうが面白くない?あ、クッパがラスボスってネタバレしちゃった。

 身内の絶賛を聞いて『ペルソナ5 スクランブル ザ ファントム ストライカーズ』をプレイしたら、思った以上に素晴らしいストーリーだった。ペルソナ5の理想的なファンディスクであり、正当な続編といえる内容だ。春ちゃんメインで動かしていたので終盤まで気付かなかったが、ジョーカーを操作すれば弱点→総攻撃のサイクルが本編に似た感じになって遊びやすい。11月に控えた新作『ペルソナ5 タクティカ』への期待も高まった。

 『STAR OCEAN THE SECOND STORY R』は素晴らしいリメイクだった。特にボス戦のBGM「Dynamite」のアレンジが良い。戦闘にも要素が追加されているが、今どきっぽくないバランスで原作リスペクトを感じた。高解像度背景にドットキャラの見栄えもかなり良い。

 Switch版『蒼き翼のシュバリエ』を崩したことで、プレイしていないエクスペリエンスのDRPGは残り『黄泉ヲ裂ク華』のみとなった。黄泉は定価がやや高いのでまだ買ってない。アオツバは同社のゲームとしては珍しく女主人公を選べてテキストも差分があり、百合カップルもできるのだが、百合に関する感性がやや古く感じた。トレハンはダンジョンによって別の食料をしかけるトラップ式、仲間キャラクターは固定だが、職業などのキャラメイクは自由に可能。戦闘はいつもの感じ。

 『スーパーマリオRPG』は堅実なリメイクだった。BGMもオリジナルの印象を大事にしているように感じた。テキストも当時の雰囲気で面白い。RPG的にはレベルの上限がやけに低かったり、アクションコマンドという目押しの効果が大きすぎるのがいまいちだが、トータルでは面白い寄り。

 そして期待していた『ペルソナ5 タクティカ』はいまひとつな出来であった。ストーリーは規模が小さくペルソナQ2の焼き直し。戦闘は3人しか出撃できず、属性もバトンタッチもない。ペルソナの種類はやたら多いが、属性耐性もないしパッシブスキルを1つ持っているだけ。合体の仕様も不便で、全書を埋めるのは諦めた。敵を三角に囲む「トライバングル」はやや面白いが、マップのギミックがとにかく面倒だったり、ボス戦が信じられないほどつまらなくて盛り上がりに欠ける。

 美少女xメカのヴァンサバライク『9th Sentinel Sisters』のアーリーアクセスをプレイしたら本家を遊びたくなって『Vampire Survivors』を改めてプレイしたらハマりすぎてやばかった。生活に支障が出るレベルだったのでスマホから消去した。縦持ち片手で遊べるのが非常に相性が良い。9センチ娘は面白いけど、ステージや武器のバリエーションがまだ足りない。

 体験版のストーリーが不安だった『ドラゴンクエストモンスターズ3 魔族の王子とエルフの旅』は、最後の最後までストーリーが最悪だったが、ゲームとしては面白かった。

 連続でいまひとつなストーリーを浴びてしまったので、口直しにと評判の良い『HARVESTELLA』をプレイ中。アリアちゃんが話の早い女で、テキストもかなり好み。戦闘も面白すぎなくて良い。かなりボリュームもありそうなので、年末年始にじっくりプレイ予定。


 僕が今年遊んだ中で最も優れていたと感じたゲーム、むせのーとオブザイヤーは『ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム』だ。プレイヤーが関与するゲームとして、遊びとしてあまりにも優れていた。


 来年の注目作も既に色々出てきている。遂に発売する『グランブルーファンタジー リリンク』は「面白くなるまでゲームをリリースしない」というサイゲームスの社風もあり、いよいよ面白くなったからリリースするのか?!と期待が高まる。凄まじい作り込みを見せてくれたFF7リメイクの第二作『ファイナルファンタジーVII リバース』も発売が目前に迫っている。真のファイナルファンタジーを僕たちに見せてくれ。そして何よりも楽しみなのが、4月に発売が決まった『サガ エメラルド ビヨンド』だ。紛れもない神ゲーであったサガスカベースの戦闘、サガフロのような多様な世界観、魔界塔士を彷彿とするカオスな仲間種族など「サガ・フェスティバルの再演か?!」と全人類が色めき立っている。