「東京新世録 オペレーションバベル」はストーリーも結構面白かった

「東京新世録 オペレーションバベル」はエクスペリエンス(チームムラマサ)が開発する学園ダンジョンRPGで「東京新世録 オペレーションアビス」の続編となっている。ストーリーを30時間でクリアして、更に30時間レベリングや装備集めを楽しんだ。

前作のレビューはこちら。ダンジョンナントカーへのヘイトが混じっているけど気にするな。

前作からの変更点

基本的にはアビスと同じ感じで遊べる。

クロスブラッド

今作からいわゆるサブジョブが解禁となる。メインより成長が少し遅いがほぼ制限なく能力を使える。装備はメインブラッド準拠になる。
パーティ全体を守る王騎士や回復スペルを使う聖術士、罠の解除には学術士が必要……と、必須パーツが多く前作の編成は自由度が低かったが、選択の幅がだいぶ広がった。

前衛は前作で使わなかった暗射を使いたいなーと思っていたので、王拳・暗武・射戦・魔聖・聖魔・学召でPTを組んでみた。
王拳はイージス(かばう)しながら反撃したら強いかなーと思って選んでみた。使ってみた感じ、大して反撃はしなかったが盾の仕事はしていたからよし。
暗武は武の列攻撃で広範囲に首跳ねや状態異常をばら撒く鉄板構成。どっちかというとクリア後にMURAMASAや躁鬱(石化)ダガーを用意できてからの方が本領発揮していた。
射戦は射の超集中から戦の連撃スキルを撃つ構成。終盤までは乱れ打ちがメインだった。超集中は攻撃を受けると切れるので、こちらもオープンパンドラを使い放題になるクリア後が本番。
魔聖・聖魔はマナリアライズで毎ターンMPを回復し上級スペルを打ち放題にする構成。終盤まで魔の回復スペル、聖の攻撃スペルはあまり使い物にならない。終盤はアトミックワークを二人で連発して核まみれになる。
学召はブレインスパイア(ユニオンゲージ稼ぎ)に忙しいのでサブでペットだけ飼っておく構成。TRANコード(召スペル)はたまにノノ(フルケア+エラーケア)を使う。
全体的にクリア後向けの構成になった。

高速戦闘・自動移動

前作も決定ボタン押しっぱなしで戦闘を早送りできたが、更に早く一瞬で次のターンになる高速戦闘が実装された。本当に一瞬だけど首を跳ねた音だけはっきり認識できて笑う。前のターンと同じコマンドを繰り返すこともできるようになった。
マップの行ったことある場所を指定して自動移動もできるようになった。高速で移動するのでレベリングにも使える。

レベル41以上の装備

アビスの装備はレベル40のMURAMASAが最高だったんだけど、バベルではレベル80のMURAMASA天までドロップで手に入るようになる。防具類も多数追加されていて、クリア後もトレハンを楽しめる!

ストーリーが意外と面白かった(ネタバレ)

特務隊エクスの隊員となって、侵略者エンブリオと戦っていくのが今回のストーリー。
しかし物語の序盤で東京は消滅。というか、東京は既に人類の戦争で壊滅しており、エクス隊員たちが戦いで使っているのと同じコードライズという技術で再現された「現化東京」だったことが明らかになる。隊員たちのコードライズを解いて無力化するコードブレイクの規模がデカイ奴を敵にやられてしまったのだ!

大戦末期に新型爆弾によって消滅したこの町を、教授は一瞬にして再生させた。

どうすんだよこれと思ったら、コードライズ技術の開発者「村正天命」の残した時間遡行装置によって事なきを得る。今度はコードブレイクされないように現化東京の要みたいなとこを守るぞ!

要するにわたしが選ばれし者で、必殺技をゲットするって事ですよね。

要を狙うセブンハンドとかいう敵幹部を倒したものの(複数形じゃないのはホムセンみたいになるからって言ってた)敵のボスも時間遡行能力で主人公たちを追ってきたということがわかり、勝てそうになっても時間遡行されたらヤバいじゃん!どうすんの!って思ったら、エンブリオの内通者としてエクスに潜り込んでいた七世ヒカル(CV大久保瑠美さん)が主人公側に寝返って都合の良い必殺技もゲットした!やはり友情なんだよな、女同士の。あと、全登場人物の中で七世ヒカルの声の演技だけ上手すぎて浮いている感ある。

そんなわけでるみるみがラスボスの時間遡行を封じるが、致命傷を受けてしまう!世界の存亡をかけた戦いはエクスの勝利に終わったが、我々は尊い声帯を失ってしまった……。

エンディング後「七世ヒカル救出作戦」が始動、再び時間遡行をおこない、世界とるみるみどっちも救うミッションの達成を目指す。タイムリープものではありがちな展開だけど大好物なので、キャラの掛け合いを丁寧に描いてくれてよかった。

ふっふっふ、羨ましいでしょー。
規子先輩と一つ屋根の下ですよ♪

しかしこの女、復活後は別の女と同棲を始めてしまうのであった!

めでたしめでたし。

総評:大満足の傑作DRPG

アビスがかなり好みだったので、その延長線上で遊べてよかった!続編はこういうノリでどんどん出してくれ!
前作のノウハウがあったので楽勝……と思いきや、ボスで2回ほどhageたりする油断ならない難易度だった。

DRPGバンドルでエクスペリエンス開発ゲームの残りは「剣の街の異邦人」だけど、難易度が高いらしいので不安だ!