ダンジョンエンカウンターズが合わなかったので、積んであった「東京新世録オペレーションアビス」でチームラのゲームを初めて遊んでみたら、まさにこれが僕の求めていたDRPGだった話

Hades」の後はDRPGをやりたい!と思っていたところにちょうど発表された「ダンジョンエンカウンターズ」をプレイしてみたんだけど、なんか求めてたのと違う感じがした。以下、なんか違うリスト

  • レベルは上がりやすいけどあまり意味がない
    HPと装備コストが上がるだけ。レベルを上げないと強い装備が使えないシステムだが、レベリングしていると装備コストだけが余っていく。HPは多少増えてもあまりアドバンテージがない。
  • 攻撃力は完全に装備依存
    戦闘バランスがとりやすいんだろうけど味気ない。装備も進度でだいたい同じものを使うので、敵を倒せる手数もほぼ決められている。
  • 敵の攻撃は運要素強め
    味方の与えるダメージが武器で固定なので運要素を排除している……と思いきや、敵の攻撃はターゲットもランダムだしダメージも1~最大の間で等確率のランダムと非常に運要素が強い。(味方にも与えるダメージがランダムの装備はあるが、同じ仕様なので使いにくい)
  • 状態異常からのリカバリーが絶望的にめんどくさい
    ダンジョン内で回復マスを踏まないと回復できない。石化した仲間は置き去りにして回復マスで座標を指定して治療し、回収に向かわないといけない。石化回復はどの階にあるわけでもなく、仲間が減った状態で戻ったりして探さないといけない。戦闘不能の回復は毎フロアあるので死ぬよりめんどくさい。
  • と思ったらアビリティで状態異常を完全無効にできる
    いくらなんでも極端すぎる。石化無効も20階くらいで早くも覚えたので、この先なんかもっと面倒な状態異常があるのかなと身構えた。
  • マップ踏破で報酬があるので、埋めるのが義務化している
    状態異常無効などのパッシブ獲得に使えるアビリティポイントを貰えるので、埋めないとめちゃくちゃ不利。全部の階を埋めながら降りてたんだけど、どうしても1マス見つからないとこがあったのが最後の記憶となった。
  • 面白いと感じた部分は独自要素ではない
    敵から装備がドロップするトレハンは面白いんだけど、それは別のゲームでもよくね?となったし、このゲームは1種類の敵からのドロップも1種類(とHP微増アイテム)なので、特別面白くもない。

いきなり長くなってしまった!クリアまでやってから文句言おうかと思ったけど、令和にやるゲームじゃねえ!と30階くらいで投げた。

東京新世録オペレーションアビス

いるか

じゃあ何か他のDRPGをやろう!ということで、セールで300円で買った東京アビスを崩すことにした。
「ルフランの地下迷宮と魔女ノ旅団」「剣の街の異邦人 ~黒の宮殿~」「東京新世録 オペレーションアビス」「東京新世録 オペレーションバベル」のバンドル品だったんだけど、全部崩すのにいったい何時間かかるんだ。

東京新世録 オペレーションアビスはエクスペリエンス(チームムラマサ)が開発、MAGES.が販売する学園ダンジョンRPG。Steam版はNIS Americaがパブリッシングしている。このくだり毎回書いてるけどいる?僕が開発を気にする人だからいるんだよ!!
「GENERATION XTH」シリーズ三部作のうち、前半2つのリメイクがアビス、後半がバベルとなっている。バベルはまだ未プレイだよ。

40時間ほどでストーリーをクリア。クリア後の強敵を倒してプラス10時間だったかな。

ストーリー

ふ~ん……
ならまず、私の下僕を卒業しないとねぇ。

異形と呼ばれる怪物たちが起こすハザードに対応する能力を持った高校生くらいの若者たちのお話。
プレイヤーはキャラメイクをしたりプリセットのキャラを使ったりしてチームを組み、特務隊エクスでぺったん強気女御舟アリス隊長の下僕部下として任務をこなしていく。

主人公は学生と特務隊の二足のわらじなんだけど、学校行事には補修くらいしか参加した覚えがない。悲しすぎる。

DRPGなんだけど意外にもストーリー主導で、ちゃんと内容のあるストーリーが繰り広げられるが、ダンジョンの入口ちょい入って報告に戻るとかの任務がわりとあって煩わしく感じた。は、早くダンジョン探索をさせてくれ。

三部作の2つ目だけど、一応大ボスっぽいのを倒して終わるのでストーリーの消化不良感はそれほどなかった。

……え、えーと、この格好については
ちょっと釈明させて下さい。

クラスメイトが何かしらの形で特務隊の仲間になっていく展開は熱かったんだけど、右のピンクの女は水着になるだけで結局何もしなかった。バベルでは何かあるのか?

キャラメイク

ポートレートから見た目を選び、名前・年齢・ボイスなどのフレーバーや、性別・性格・タイプなどの戦闘に関する項目を選択してキャラクターを作成する。プリセットのキャラクターを選んですぐにパーティを組むこともできる。
マッスルやインテリなどのタイプはウィザードリィでいう種族。ブラッドは職業。

今回はせっかくなので攻略サイトとにらめっこしながらキャラメイクしてPTを組んでみたよ。
王戦武魔聖学でスタート、途中で解放されるブラッドがあるので、武を拳にしたり、魔を召にしたり色々やってみた。結局、魔がいないとエンフロート(浮遊魔法)が使えないので元武の人が召で前衛する形に落ち着いた。

イージスでPTを守る王がいないと一瞬でPTが壊滅するし(実際、不意打ちとか受けると1ターンで2,3人死ぬ)、魔はエンフロートがアイテムで代用できるとはいえ補充するの面倒だし、聖がいないとヒールに困るし、学がいないと宝箱を開けることすらままならない。なので、自由枠は実質前衛二人分くらいなのかなーと思った。今作のPT構成は窮屈に感じたが、次回作のバベルではサブジョブがあるので自由度が出てそうで楽しみ。

前半バカクソデカダンジョン、後半ストーリー主導

前半(1学期)の神楽川閉鎖区はマジでクソデカで複雑すぎるが、探索してる感があって楽しかった。後半(2学期)は前半とマップが変わり、クソデカダンジョンだったところも1本道とかになっている。ダンジョンの数自体も増えているけど、デカいだけのGHQ墓地、同じところを行ったり来たりする遊霊病棟とかいまいち。

メモを書く

ダンジョン内にエクスメモを設置できるシステムが面白かった。インターネット経由で他人が残したメモを閲覧したり、自分でメモを残したりできる機能。謎解きとか隠し扉とか結構あるんだけど、メモを頼ってほとんど脳死で進んでた。ラストダンジョンには計算問題があったらしいが、メモだけ見て進んでたので気付かなかった。

どっちだよ

たまに嘘も書いてある。メモを頼るな!ってメモもあったんだけど、メモが置いてある場所は歩ける場所だから十分ヒントになってるんだよな~とか思った。

トレハン楽しい!

敵が装備品をガンガン落とすタイプ。余った装備は解体して素材にし、強化に使うことができる。全て未鑑定の状態でドロップするので、帰ってから識別するのが楽しみだった。

装備品を無数にドロップする反面、レベルが非常に上がりにくい。40時間でレベル28とかだった。
最上位のスキルを覚えるのがレベル30台で、これはなんとクリア後になるので、戦闘内容がなかなか発展しないのが難点か。レベルが上がりにくい分、装備品の強化で乗り切ってくれという感じっぽい。

ユニオンスキルは積極的に使った方が良い

攻撃したりすると溜まるユニオンゲージを消費してユニオンスキルを使うことができる。
相手に直接攻撃する「総員特攻」「集撃命令」以外はキャラクターの行動とは別で発動して出し得。ていうか特攻させると王がイージスすることすらできなくて逆にピンチになる。

エスケープはユニオンゲージの消費量が非常に少なく、逃走不可のボスモンスター以外からは手配異形も含めて確実に逃走できる。全滅するとセーブしたところからのタイプなのでありがたい。

ユニオンスキルを使用すると結束値が上がり、ユニオンゲージの最大値が増えたりキャラクターのステータスが上がったりするので、出し惜しみせずに使っていった方が良い。結束値も成長要素の1つとして捉えると、結構頻繁に上がってよかった。

クリア後にすることが(あまり)ない

ゴミノクセニ…。

ストーリークリア時点でレベルが28、レベルキャップが40。
そこから黙々とレベリングして39まで上げてからクリア後任務を攻略してレベルキャップ99を解放した。Sランク宝箱とか出るようになってきたり、ギャンブルコード(アイテムに付与してレベルの近い別のアイテムに変える)リセマラで装備更新するのは楽しかった。30後半でスキルやスペルも出揃うので味方が強くなって戦闘も面白い。
しかし、レベルキャップを解放した後に新しい任務や更なる強い敵は用意されておらず、装備の要求レベルも40で打ち切り。バベルの方はレベル99の敵とかいるらしいので、やりこみはそっちでということなのかな。

いやでもレベルキャップが高すぎるだけで、プレイ時間で考えたら普通に十分遊んだな。

チームラのDRPGにハマってしまった

完全に僕がやりたかったDRPGでよかった。難易度もそんなに高くないし(2回全滅した)。
これを機にチームラ作品を追いかけたい。モン勇(※)とかはどうなんだろ?

とりあえず東京バベルめっちゃやりたいんだが、多分今から始めるとDQXやFF14の拡張に影響が出るので我慢している状態。そっちもずっと楽しみにしてたからね!!

※モンスターを倒して強い剣や鎧を手にしなさい。死んでも諦めずに強くなりなさい。勇者隊が魔王を倒すその日を信じています。