ファイナルファンタジー1のストーリーがSFと聞いたのでやってみた

全FFの人がFF14を始めたのを見て、ナンバリング全てプレイしてからFF14を開始するのは正しいな……と思ったので、僕もこの機会に未プレイのFFを遊んでみることにした!まあとはいえ、僕がやったことないFFは1と2(と11と13と13-2とLR13)だけなのですぐ終わるだろう。FF13多すぎない!?

FF1は以前3DS版を触ったことあるんだけど、あまりにも面白くなくてすぐにやめてた。そんなこともあってFF1はクソゲーという印象が強かったんだけど、ストーリーがSFという話を聞いて「システムじゃなくて話が面白くてヒットしたのか?」と思い、まあそれを確かめるついでに未プレイの2もやろうかなというのもきっかけの一つ。

攻略情報はネットで調べないけどTwitterで知人と会話するのはOKという緩い縛りで15時間くらいでクリア。案外FF1プレイしてるフォロワー多くて、軽率にクソゲーとかいうと怒られそうな緊張感があった。iOS版でプレイ。

FF1のストーリーは公式ポータルで完全にネタバレしてるので、この記事でも下の方ではネタバレありで書こうかなと思っている(書いているうちに気が変わるかもしれんけど)。

ファミコンあじの強い手触り

最初に4キャラのジョブを決める。どうせ後からジョブチェンジできるだろうと思っていたので、デフォルトで設定されていたせんし・シーフ・しろまじゅつし・くろまじゅつしで始めた。なかなかジョブチェンジできんなーと思いながら遊んでたんだけど、終盤に上級職にクラスチェンジできるだけでジョブチェンジは存在しなかった。TLではモンクが人気だった感じ。

最初はくろまじゅつしのHPがマジで上がらなくて頭を抱えたけど、ファイラを買ってからはバリバリと雑魚を殲滅してくれた。戦闘があんまりにもファミコンチックなので本当にリメイクか~?と思ってたけど、後々Wikipediaとか見たらステータスが魔法の威力に反映されるようになったのはGBA版以降だったらしい。一応ゲーム性に手が入ってたのね。

くろまじゅつしより悲惨なのがシーフで、ぬすむとかのコマンドもないし何がメリットなのかマジでわからない。素早さが高いのかな?とは思えば、行動順の乱数がハチャメチャにデカいっぽく、そんなに速く行動するわけでもない。一応GBA版以降は素早さが行動順に影響するっぽいんだけど、序盤の敵からも全然先行が取れない。どうなってんだ。上級職になると一部の黒魔法を使えるらしいが、そんなこと知らなかったのでクリアまで持たせてあげてなかった。

ヒントが少ない!

クエストマーカーを追いかけることに慣れてしまった身には難しい。ダンジョンが広すぎて、探索したはずの場所でキーアイテムを拾えてなかったり、浮遊石を手に入れた頃には使い方の話をしていたNPCがいたことを完全に忘れてたり。

エンカウント率高杉!

このゲームはとにかくエンカウント率が高く、プレイ時間のほとんどは雑魚戦闘をしていると思う。最悪1歩で敵が出てきたりするのでダンジョンが非常に長い。幸いエーテルがすごく安いんだけど、これもGBA版以降に追加されたらしい。FC版はこれより過酷だったのやばいな~。

一方でレベルが結構頻繁に上がるのはよかったかな。散々戦闘したんだから金余ってるだろ!と思ったら、新しく着いた町で装備を買えなかったりしてマジかよって。
ラストダンジョンでは金カンストしてた。こういうのは数字が増えるだけで一定の楽しさがあるので、桁数には余裕をもたせておいてほしい。

追加要素が多い!

各属性のカオスを倒すたびにリメイクで追加されたダンジョンが1つずつ開放されていくんだけど、それっぽいイベントシーンが入るので初見だと次の目的地なのかと思ってしまった!逆にストーリー上の目的地はそういう誘導が一切ない。
この追加ダンジョン、開放した時点の進度では非常に弱い雑魚しか出てこないのにボスがやけに強くてバランスが悪い。

4体のカオスを倒して、ラストダンジョンはここだろう!と行ってみた場所でNPCに誘導されて追加ダンジョンに入ってしまったのは最悪だった。なんかめっちゃ喋ってダンジョンのルール説明し始めたので追加ダンジョンのような予感はしてた。セーブできなくて2時間分くらいの進捗が全滅で消えたし。

意外な結末(ネタバレ)

ていうか、今までの人生でネタバレに触れてなかったのが奇跡だったレベルで世の中では基本設定みたいになってるけど、ラスボスはオープニングで戦った最初のボス、ガーランドだった。1のラスボスはカオスです!みたいな認識でいたので普通に意外だった。

何がSFなのかな~と思っていたら、ガーランドが倒される瞬間に2000年前にタイムトリップし、再び2000年を繰り返すというタイムリープものだった。王道ファンタジーかと思ったらオチでひっくり返すという展開、この時代のゲームからあったんだなと感心した。本当に最後の最後にしか出てこないので、途中でプレイやめた人にとっては普通にファンタジーだったと思う。

もう1つ面白かったのは「2000年の時を超え 戦っていたのは君なのだから」というエンディングのテロップで、同じ2000年間を何度も繰り返していた世界のループがプレイヤーの介入によって断ち切られたというメタ視点も用いられている点。ゲームで何を表現したいか、体験させたいかみたいなのって昔からよく考えられてんだなー。

総評

ストーリーは確かに面白いが、エンカウント率は操作できるようにしてくれ。