今回は『Devil Stone 魔石伝説』をストーリーのネタバレありでレビューするよ。
500円で配信されている買い切りスマホRPGで、配信元のSimplist Limited?はググっても情報が出てこない謎のメーカーだよ!
動画版はこちら。
目次
ゲーム概要
力の源である『魔石』を失った魔王が人間界で目覚め、散らかった『魔石』を回収しつつ魔界に帰るために魔王討伐を目指す勇者たちの仲間となり冒険するよ。
キャラクターボイスは一切入ってないけど、なぜかアプリの容量が1.6Gとかあるよ。
キャラクター紹介
フィクス
本作の主人公。
目的は自分の力が潜んでいる魔石を探すこと。スキルを最終的に5つ覚えるけど、全部ダメージスキルで単体全体以外に差がない。
エイジ
父の仇を討つために勇者の道を選んだ子。
スキルは単体と全体攻撃の2種類で、なぜか威力も全体スキルの方が高い。
ソフィア
両親と同じように勇者の仲間になることが目標。
ストーリーの途中で弓の修行をするけど、何も身に付けずに帰ってくるよ。
エカテリーナ
教会から派遣された少女。
肝心な時に気を失いがち。
システム
町やフィールドがある
歩いてフィールド移動するタイプのRPGで、なんか走り方がやけによたよたしてる気がする。
NPCにやたらとミニマップを見ることを推されるけど、ミニマップに目的地が表示されないことも結構あるし、ダンジョンではそもそもミニマップがない。
ダンジョンの中でゲーム再開すると、どこからきたのか完全にわからなくなったことがあった。
あと酒場っぽいマークはなぜか宿屋(文化の違い?)。
戦闘はオーソドックスなターン制
シンプルにザコ敵は通常攻撃しかしてこない。
ボスも一部に全体攻撃をするやつがいるくらいで、状態異常とかも存在しない。
習得スキルはポイント制
敵を倒すと手に入るポイントを使って、スキルを覚えたり強化したりする。
基本的に単体か全体攻撃スキルの2種類から選択してポイント振る感じで、エカだけヒールスキルを持っている。バフとかそういう類のものは一切なし。
レベルが上がると全回復
レベルが上がるとHPMP全回復して死んでても蘇る。しかもレベルが上がる頻度はかなり高くて、普通に進めてたらMPの心配をする必要はない。
あとなんか、先の地域にいくと狂ったように敵からの経験値が増えるので、レベル上げの必要もない。
単調なボス戦
このゲームの目的である魔石を回収する時、勇者たちに自分の正体を隠すために、しばしば主人公は一人で行動することになる。単独行動時に強力な魔王スキルが解禁されるのは面白い所。まあ逆にパーティ行動時は1種類しかスキル使えないんだけどね。
目的の都合上ボス戦は主人公と一対一のことが多く、直前まで仲間がいても都合よく気絶したりする。
装備とかも工夫する余地はないし、ボスも普通に殴ってくるだけなので、倒せなかったら回復アイテムを買うくらいしかできることがない。
物語の結末
※ここからはストーリーのネタバレが含まれます。
人間と魔族の対立の原因は…
人間界の遺跡で壁画などを調べているうちに、魔族と人間が対立しているのは裏から歴史を操っている黒き仮面のせいだとか、そんな感じの事実が明らかになってくる。
魔族であることが仲間にバレたフィクスは一時パーティを離れるが、色々あって再び勇者たちと手を組んで黒き仮面を倒すことになる。
ヒロインと魔石
そして黒き仮面の偉い人を追いつめるんだけど、ソフィアがあっさり崖から落とされて死んでしまう。
その時彼女の中に入ってた魔石がフィクスの元に戻り(なんで入ってたかは忘れた)、魔王としての力を完全に取り戻す。
本作のラスボス
本作のラスボスはなんか黒き仮面の幹部っぽい女。魔石の力を取り込んでデカイ女になって襲ってくる。
ここまでBGMの種類が異常に少なかったんだけど、ラスボスはちゃんと専用BGMがあって安心した。
行動パターンは毎ターン全体攻撃のみ、あの名作ゲーム「ファイナルファンタジー3」の暗闇の雲と同じだね。
波動砲はエカのヒールで戻せるのでMP回復しながら殴るだけ!
エンディング&エピローグ
ラスボスを倒すもソフィアが奇跡的に生きてたりはせず、魔界でも黒き仮面の残党を倒して本当の平和を目指すゾイみたいなところで終了。
そしてエピローグでラスボスは不死身なので実は生きてましたって出てきて、会っている相手がエカテリーナで実はエカも敵でしたって話。
続きを作る気なのかネバーエンドという形にしたいのか、すっきりしない終わり方。
クリア後セーブもなかったし、多分クリア後要素はなし。
という感じのゲームでした。
話も短いし、そもそもゲーム部分が無みたいな感じ。500円にしても、もっと遊べるゲームはあるんじゃないかな…。