TLでセール情報が見えたので「ドラゴンズクラウンって面白いのかな?」ってツイートしたら、有識者達から物凄い勢いでオススメされたので即買ったよ。
ドラゴンズクラウン・プロはヴァニラウェア開発、アトラスが発売した2DアクションRPGで、2013年に発売されたPS3/Vita用ソフトの4K解像度対応版。
年末~年始にかけて(年末はほとんどRTA in Japanを見てたけど)65時間ほど遊んでトロコン。1キャラ目のインフェルノクリアまでは何時間か忘れた。年末年始はハクスラ!
目次
ゲーム概要
プレイヤーはファイターやソーサレスなど6人のキャラクターから1人を選び、TRPG風の演出でゲームマスターに導かれて物語を進めていく。まあ僕はTRPGとかよく知らないんだけど、ようするに世界樹の○○シタマエ!みたいなのをフルボイスでGMが読んでくれる感じ。僕はエルフGMミンゴスのWミンゴスでスタート。GMボイスは他にツダケンとかアンゲンとか井上喜久子お姉ちゃんとかがいるよ(キャラクターと兼任)。
ストーリーの目的は古のドラゴンを従える力を持つというドラゴンズクラウンを手に入れること。序盤はストーリー主導っぽい感じだけど、急に「9つのタリスマンを集めろ」とか言われて放り出される。最近この手の目標を出されると「いつの時代のRPGだ?」と心のなかで思うんだけど別に嫌いではない。
ドラクラはいわゆるベルトスクロールアクションというジャンルに分類される。実際にプレイするまではどんな感じなんだろ~と思っていたけど、やってみたらいつものヴァニラのアクションに奥行きが追加された感じだった。軽い動きで空中コンボとかガンガン決めたり、行動を回避でどんどんキャンセルしていけるタイプで、操作性で難易度が上がっていることはない。レベルや装備のウェイトが高いのでアクションは結構雑にやっても大丈夫。
トロコンの過程で全キャラ触ってみたけど、初級者向けって書いてあるファイターなどは非常に簡単で強く、上級者向けのウィザード・ソーサレスはマジで上級者向けだなって感じだった。エルフは矢をチマチマ拾うのが面倒。
育成・ハクスラ要素が充実
レベルアップやクエスト報酬で手に入るスキルポイントでキャラクターをビルドしていく。クリア後に振り直しもできるようになるので、気楽に色々試してみるのが良いだろう。とはいえまあメインとなるスキルの種類が多くないので、大きく3タイプくらいにしか分かれない感じがした。エルフだったらメインウェポンをチャージショットにするかラピッドショットにするか、それともダガーにするかみたいな。僕は最初ラピッド→マルチプルショットしか使わんなと思ってチャージマルチプル→上ラピッドがないとキラーラビットが処理できん!と思って最終的にチャージラピッドマルチ全部振りになった(何を犠牲にしたっけ)。
装備は全て宝箱から手に入る。E~Sのランクがあり、豪華な宝箱や後半のボス報酬はランクの高いものが出やすい(多分)。装備にはランダムでマジック効果がついており、ランクの高いものほど多く付与されている可能性が高い(多分)。あと武器の攻撃力も1-255みたいにばらつきがあり、これも多分ランクが高いほどブレが小さい(多分)。いや、わかんないんだわ。何もわからん、雰囲気で書いてる。マジック効果は特定種族へのダメージアップや属性の追加ダメージ、状態異常の付与など多種多様。装備自体のドロップ数も多くクエスト終了後に吟味するのが至福の時間だった。ハクスラはこうでなくちゃな!
装備セット
装備には耐久値があり、使い切ると性能が大きく下がる。拠点で修理ができるんだけど、ステージを連続でクリアすると取得経験値や宝のレアリティにボーナスがつくので、なるべく帰還せずにクリアし続けるのが効率良い。冒険が進むとかばんをショップで買えるようになり、装備セットを9つまで作成できる。これを目的のステージに合わせてビルドしていくのが当面の目標となる。
まあでもクリア後には専用のダンジョンが追加されて、そっちは出てくる敵がランダムなので対応しにくいのだけど。
ルーン魔法は面白いけど操作性最悪
ストーリーで手に入るSのルーン、お店で買うDETのルーン、そしてダンジョンの背景にあるルーンを組み合わせて魔法を発動する。例えば背景がFHだったら手持ちからTを使って「Treasure Hunter’s Friend」となり、豪華な宝箱が出現する。実際はルーン文字で描かれているのでわかりにくいが、魔法の綴りを覚えると背景を見ただけで何が発動できるかわかるようになってくる。あと現実世界とか他のゲームでルーンを探すようになる。OがあったらSOD作って「Sigil Of Death(即死魔法)」を発動させなきゃ。
ただこのルーン魔法、操作性が最悪。右スティックでカーソルを動かして背景のルーンを選択し、更に自キャラの下に表示される4つのルーンを選択する……のだが!めちゃくちゃ選択しにくいのである。背景のルーンを選択するのも戦闘しながらとかだとかなり辛いのだけど、自分の手持ちのルーンを使うのがマジで至難。4つ横並びに表示されて間隔が狭くてカーソルがなんか変に吸われるので思ったのと違うルーンを選択しがち。間違うとまた背景ルーンからやりなおし!最悪の場合は狙ってない魔法が発動してしまう。自分が動かなくても画面が勝手にズームしたり、NPCやロニが移動しても画面が動いてしまうので本当にやりにくい。ルーンは4つなんだからLR+4ボタンか十字キーじゃダメだったんだろうか。
仲間
オンラインで4人までマルチプレイ可能、ランダムマッチングするらしい。PSNのフレンドと遊べるかは知らない、やったことないので。
そんな友達がいない人(!?)でもダンジョンで骨を拾って寺院で復活させるとNPCを仲間として連れて行くことができる。エルフは弓での遠距離攻撃がメイン(ボスは足元で撃つけど)なので、マルチで敵が強くなる分を差し引いても弾除けが増える方が快適でよかった。遺骨は拾ったキャラクターのレベル付近になり、装備品やアイテムもバリエーション豊か。NPCと冒険するのも意外と楽しいよ!
やりこみ要素
ストーリークリア後に難易度ハード解禁、ハードをクリアするとインフェルノが解禁される。取得経験値が増え(正確にはラウンドスコアの経験値変換率が上がる)手に入る装備品もマジック効果の付与数が多くなる(多分)。ストーリーは省略されて最初から9つのタリスマンを集めろ!と言われるけど、適正レベルが高めになってるのでレベルの低いルートから改めて順番に攻略していくことになる。難易度を上げるとレベルキャップが解放され、最終的に100以上まで上がるようになるのはかなり好き。
2周目からは混沌の迷宮、インフェルノのクリア後からは夢幻の天廊が解禁される。どちらも専用のマジック効果がついた装備がドロップする。混沌の迷宮はボスがランダムで3ラウンド続けてクリアしないといけないので難易度が高い。夢幻は攻略wiki見る限り100階ループでボス固定みたいだけど、見るのが面倒なのでゲームの方で表示してもいいじゃんねと思った。実はどっちも10階くらいまでしか潜ってない、もっとサクサクラウンド回せるほうが好み。
混沌の迷宮9層をクリアすると難易度ウルティメイトが解禁される。混沌も夢幻も辛いからウルティメイトの通常ステージでレベリングするか!って外に出た瞬間即死した。何これ。
総評:ハクスラとして出来が良い
グラフィックやBGMが素晴らしいのはもちろん、ハクスラとしてかなり磨き上げられていて面白かった。あとなんかトロコンツイートしたら外人にめっちゃ祝われた。