聖剣伝説3初見の人がトライアルズオブマナを遊んでみた感想

スーファミ世代なのになぜか聖剣3を通らなかった僕が満を持してリメイク版を遊んでみたよ!初見といっても自分でクリアまで遊んだことがないという意味で、雑誌とか友達が遊んでるのを見たりしたことはあるよ!キャラクターとかクラスチェンジとか神獣と戦うことは知ってるってレベル。ストーリーは全然知らない。

スーファミっぽいノリを感じる

見た目が一新されボイスも対応したけど、何やら全体的なテンポ感というか、ゲームから漂う雰囲気がスーファミ時代のノリ。オリジナル版とセリフの変更がほとんどないのか、ストーリー進行が笑えるくらいあっさりしている。おかげでボイス付きなのに非常にテンポよく進む。

敵サイドが自分の目的とか次に向かう場所とかをペラペラとボイス付きで説明してくれる。そうだよな、こういう時代だった。マナの聖域で主人公の宿敵以外が身の上話をしながら脱落していくのは見どころ。悪役めちゃくちゃメンタル弱いぞ。オリジナル版はやったことないが、完全移植してやろうという気持ちを感じる。

神獣と戦うのは知ってたんだけど、なんで戦うことになるのかは知らなかったので気になっていた。実際にプレイしてみたら、なんで戦うことになったのかはよくわからなかった。シャルロット主人公だったんだけど、腹いせにぶちのめすとか言ってた気がする。しかも倒し終わったら、やっぱ倒しちゃ駄目だったとか言われるし何なんだ。やはりフェアリーは信用してはいけない。

ストーリー上のセリフは多分増えてなさそうだが、戦闘中の掛け合いが結構多い。ボス毎に固有の掛け合いがあったりするのは非常に良い。あんまりギミックのヒントになってないところも最高。

精霊を8種類集めろとか、神獣を8匹倒せとか、目標を一気に出されるのも昔のゲームだなーという感じがする。精霊は仲間にする度に使える魔法が増えて楽しいんだけど、神獣は倒しても特にメリットないのが物足りなかった。今時なら使えるアビリティ増えたり特典があってもおかしくないんだが。

手触りが非常に軽い

某リメークの直後にプレイしたせいか、アクションが非常に軽くてよかった。敵の攻撃に予兆範囲が表示されるのを見てから回避が許される。四段階の難易度で最高のハードモードでも接待されてるかのような簡単さだった。遊んでて気持ちいいので、こういうのでいいんだよとなった。

ジャンプと回避ボタンで攻撃を避けつつ、弱攻撃・強攻撃とそれらを組み合わせたコンボで攻撃する。アイテムやスキルはリングコマンドを開いて使う他、よく使うものはR+4ボタンのショートカットに登録すると戦闘のテンポが格段によくなる。リングコマンドを開いてるときはスローモーションとかにはならずに普通に止まる。魔法やアイテムの使用にMPや在庫以外の制限はないが若干の硬直があるので、タイミングが悪いと発動が潰されたりはする。

僕はシャルロット操作で強攻撃にスリープをつけて○△のふっ飛ばし攻撃を多用してた。とりあえずふっ飛ばして眠らして……アクティブな敵を減らす!終盤の雑魚戦は魔法とか召喚連打が丸かった。仲間キャラクターのAIはターゲット優先度や必殺技ゲージや魔法・アイテムを温存するか惜しみなく使うか設定することができる。攻撃はかなりしてくれるけど、敵の範囲攻撃を避けるのは苦手な感じ。シャルロット操作だと攻撃の着弾に合わせてショートカットでカウンターヒールできるのがなかなか楽しかった。

現代向けのアレンジも概ね良い感じ

成長システムは育成ポイントを振ってアビリティを取得するやつ。クラスチェンジするとアビリティを装備できる数が増える。精霊を取得する度に対応属性の魔法が解禁されていくので、育成ポイントは精霊が増えたタイミングとかクラスチェンジの際に振っていた。

スーファミ世代のゲームというと、話を聞いてても目的地がわからんとか、どこにあったか忘れたとかなりがちだけど、このゲームはガイドマーカーがかなり細かく出るので全く迷わなかった。どれくらい細かいかというと、フィールドが目的地の時に街中の家に入ると、家の外に出ろと扉にマーカーが付く。

植木鉢にレベルがあるのもリメイク版からだよね?育成と収集を組み合わせた良い要素だと思う。

装備はアクセ以外に固有の能力などはついておらず、上位のものに乗り換えていくタイプ。種と合わせてハクスラ要素あったら沼で面白そうだったんだが。

ダッシュの操作がスティック押し込みなのは正気かと思ったけど、オプションで切り替えられる「ちょっと歩くと自動でダッシュ」の設定がベストな挙動をしてたのでセーフ。ダッシュしても大して早くならないのにスティック押し込みは流石にゲームしたことない人が設定したのかと思った。

リングコマンドからアイテムや魔法を選んでほぼまんたんというドラクエ的な機能があったけど、シャルロット操作だと全体ヒールライトをワンポチするだけなので特に用がなかった。

リメイク版の新要素として、全世界50箇所に隠れているサボテンくんを探してご褒美を貰うというものがある。これは要するにDQ11でいうところのボウガンアドベンチャーなので、Sがつくと消える。

初見ハードでプレイしたんだけど、詰まることはほぼなかった。ジェノアだけ妙に強かったんだけど、こいつは原作でも強かったんですか……?追加ボスもサクッと倒せて、これでトロフィー貰って本当に良いんですか?ってなった。

1つだけ気になったのは、ロードが頻繁で短くないってことかな。マップ移動を最小限に抑えたくなる。

戦闘のチュートリアルがサイコで良い感じなので見て

ホークアイのOPなんだけど、初戦闘が美獣に操られた幼馴染なので、幼馴染を殴りながら操作の解説をされる。悪い冗談みたいで笑ってしまった。

あとブースカブーがめちゃくそ速く泳ぐのも笑った。

どこかSFCっぽさを感じる良リメイク!

FF7Rはもちろん超絶クオリティのリメイクだったんだけど、SFC世代としては遊んでて楽しいのはこっちかな!という感じだった。7R並のクオリティは流石に連発できないと思うけど、聖剣3ToM並のクオリティを安定して出せたらスクエニ強いよなぁ。3Dモデルの出来もDQ11くらい良かったと思う。テクスチャの解像度がかなり高いと思うんだけど、ポリゴン数もどんなもんか気になる、メッシュを見せてくれ。

高解像度のアルテナ兵えっちすぎん?