待望の据え置き向けポケモン本編新作!イマドキは通信とかネットでするもんだし、携帯機に拘る必要はもうだいぶ前からなかったよなー。まあSwitchより前の世代はDSとか3DSの方が普及してたので、そちら向けになるのは仕方ないか。でもWiiUでバトレボ系ソフトが出なかったのは今でも無念に思っているよ。
そんなわけでポケモン盾を20時間くらいプレイしてエピローグまで終わったのでレビューしてみるよ。対戦とか育成環境の話はしない予定!
目次
解像度の上がった世界
グラフィック的な表現はもちろん、今回は特に演出や設定が良かった!
トレーナーがめっちゃ動く!
モーションがとても良い、喋ってそう。ていうか、ここまでやるならボイスつけてほしい。マイナーチェンジ版のポケモン銃ではボイス追加お願いしますね。マリィのCVは誰にする?僕は花澤香菜さんにするけど、お前は?
ダイマックスバトルが派手
倒すと大爆発するのめっちゃ好き。ダイマックスは実際にポケモンが巨大化してるわけじゃなくて、オーラみたいなものらしい。
ポケモンリーグの設定がしっかりしてる
なんとなくジムがあって四天王とかいた謎システムのポケモンリーグだったが、今回はその辺りの解像度を上げてきたのが良かった。
- チャンピオン ダンデはマントにスポンサーロゴがびっしり
- ジムチャレンジはテレビで放映されている
→ジム毎にユニークなギミックがあるのも、バラエティ番組だと思うと納得。 - 全てのバッジを得たジムチャレンジャー+ジムリーダーでトーナメントを行い、勝者がチャンピオンと対戦できる
→ジムリーダーをしているのはチャンピオンの座を狙うため!
などなど。まあ、ジムリーダーの任命は基本的に世襲っぽかったり、よくわからんところもあった。ポケモンリーグはビジネス!って感じの設定が結構作り込んであって好みだった。
大人が頼りになるストーリー
事件が起こったら飛んできて解決してくれるダンデをはじめとして、有事には大人が真っ先に動いて、主人公はジムチャレンジに専念するように言ってくれる。あとネズさんも頼りになる、好き。
ワイルドエリア
今回の売りの1つとして、オープンフィールドのワイルドエリアがある。まあこれ実はサファリゾーンの延長のようなものである。
それほど広くない
Switchをお持ちの方は既に全員ブレスオブザワイルドでオープンワールドを体験済みだと思う。それと比べてしまうとワイルドエリアの狭いこと狭いこと、狭いフィールドにギッシリとポケモンが敷き詰められている。
自然っぽくもない
天候によって出てくるポケモンが変わったりするが、種類がやたら多くてごった煮にされている。生態系とかは存在しない。ゲーム的には面白いし便利なんだけど、やけくそだなーと思ってしまった。超サファリゾーンって感じ。ワイルドな仕様だあ。
ゲーム的には楽しいよ!
ワイルドエリアはガラル地方を縦断しており、物語のかなり序盤のタイミング(最初のジムチャレンジより前)に訪れることになる。いきなり放り出されて「好きなポケモン捕まえていいよ」ってなるので、旅パの選択肢が凄まじく広がっている。人それぞれの旅パがあるの良いなあ。
(※旅パ=ストーリー攻略に使ったポケモンのこと)
ポケモンの巣穴
ワイルドエリアにはそこら中にポケモンの巣穴があり、どれも似たような見た目だが全部違うポケモンが住んでいる(もうこの辺の設定は割り切ろう)。
ダイマックス化したポケモンと周囲の人やインターネットを使ってレイドバトルをすることができる(1人でNPCとレイドすることもできる)。倒すとポケモンを捕獲できたり(1度しかボール投げらんないけど、たまに逃げる)、経験値アメとか木の実と『わざレコード』が手に入る。あと、調べるだけでワットが手に入る。ワットはアイテムと交換できる。
100倍くらい広さが欲しかった
やはり狭すぎてポケモン養殖場という感じが否めない。取り組みとしては面白いので、もっとオープンワールド方向に今後進化してほしい。適切にキャンプしたり防寒対策しないと凍死するとか。オープンワールドといえば凍死。
その他システム
ミニマップがない!
ミニマップが表示されないため、自分が今どこにいるのか全然わからない、通常マップはカメラ位置固定なんだけど、ワイルドエリアは視点回せるので自分がどっちへ向かってるかすらわからなくなる。タウンマップを開くとめちゃくちゃ大雑把な、なんもわからんマップが表示される。メニュー→タウンマップ選択のステップ踏む価値あるかこれ?
わざレコード
使い捨てのわざマシン。レガシーなメジャー級のわざはほとんどこっちに収録されている(なみのりとかドロポンとか)。かといって、使用回数無制限のわざマシンの方に新しくメインウェポンになるようなわざが収録されているわけではなく、こっちは以前の「教え技」みたいなラインナップ…と思ったら熱風とかのメジャーなわざはレコードだしなめてんのか。
キャンプ
ワイルドエリアに限らず、フィールドならどこでもキャンプを始められる。キャンプするとポケモンと遊んだり、カレーを作ったりできる。
カレー作りは具・隠し味?と木の実を選び、ちょっとしたミニゲームをする。鍋を全力でかき混ぜてみたら、飛び散りまくってカレーもまともに作れない女になってしまった。ヒバニーも「素人は黙っとれ――」みたいな顔をしている。
カレーを食べると瀕死のポケモンも蘇るし経験値も貰える。カレーはすごい。ガラル地方のモチーフとなったイギリスではキャンプでカレーを作ったりはしないらしい。
図鑑が誘導してくれる
図鑑を開くとおすすめポケモン(天候によって出現しているポケモン)とか、まだ捕まえてないポケモンに誘導してくれる。検索しなくてもトップに出てくるのが非常に良いと思った。
バトルタワー
クリア後に開放され、努力値などをしっかり振った対人仕様のCPU戦を勝ち抜く、いつものやつ。今回はエピローグ終わったらバトルタワーくらいしかすることがない。
レンタルパーティーで挑戦することもできる。「すなおぐみ」とかいうのがほぼ環境ガチパで、つるまいミミッキュでCPUを蹂躙できる。
勝つと手に入るBPで交換できる景品に性格を変えるミントとかがある。そろそろ性別も変えられてよくない?
バトルタワーの戦闘BGMを『アンダーテイル』のクリエイター『トビー・フォックス』が提供している。本編とだいぶ雰囲気が違うけど、バトルタワーなのでこういうのもアリか。ランクが上がると戦闘BGMを選んだりランダムにできる。
ジャッジ機能
バトルタワーのランクが上がると開放される(なので、ストーリー中は個体値を気にしなくて良い)。ボックスを眺めるだけで個体値が視える。biimシステムみたいに右枠に表示されるので、ピカブイよりもさらに効率が上がっている。
ロトム自転車
ワンポチで自転車に乗れて、ストーリーが進むと水上も移動可能になる。ひでんわざは最近の作品では別の形に置き換える傾向にあったけど、今回かなりスマートに昇華されたと思う。そらをとぶもスキップトラベルみたいな感じに簡略化されている。
BGM
イントロ100点の曲が多い。イントロ以外はゲームに溶け込む感じで今風のBGMになっている。
主人公がかわいい
ポケモン剣盾のメインコンテンツ、それは主人公の着せ替え。
ピカブイは同じ服のテクスチャ違いしかなかったんだけど、今回は結構な種類があるし、色違いも十分な数ある。まあ、ネトゲとかに比べると流石に少ないんだけど。着せ替えできるネトゲって本当にすごいよね。
新しい町に着く度にブティックに直行してしまって、モンスターボールを買うどころの騒ぎではなかった。
田舎のおたく女がチャンピオンになって浮かれるまでのストーリー見て。
トレーナーカードの815っていうのはユニフォームの背番号で、8月15日は小倉唯さんの誕生日。
まとめ
- マリィのCVは花澤香菜さん
- ワイルドエリアでは凍死しない
- メインコンテンツは主人公の着せ替え
- 8月15日は小倉唯さんの誕生日
本体のスペック上がって素直に良かったな~。
ボリューム不足を感じるので、どうせ売れるんだしAAA級の作り込みをしてみてほしい。新作のペース落としてもいいからさ……。