ディアブロ III エターナルコレクション レビュー

Diablo3はBlizzardによる大定番ハクスラRPGの最新作。最新作といってもPC版は2012年、日本語版はPS3,PS4で2014年に発売されている。Switch版は拡張パックを全部収録した決定版といったところ。

クラスはウィザードでパラゴンレベル200、GRは50くらいまでプレイした。シーズンジャーニーは王者まで到達。

基本的なゲームプレイ

敵と戦ってレベルを上げたり装備を拾ったりしてキャラを強化し、更に強い敵と戦って良い報酬を得ていくタイプの見下ろし型アクションRPGだぞ!この言い回し、もう100回目くらいのような気がしてきた。

ストーリーは1日で終わる長さ、日本語フルボイスで(なんかどうでもいいNPCまで喋る)ムービーシーンもやたら豪華。内容は…なんか一緒に冒険してた仲間がどんどん死んで、それはそうとして主人公がめちゃくちゃ強いので最終的に暴力で解決するみたいな感じ。

アクションは回避行動があまり性能よくないので基本的に耐えて殴るタイプ。難易度が上がってくると攻撃にかすったら死ぬので、へぼい機動力で逃げ回りながら攻撃するか、圧倒的な火力で先に相手を倒す感じになってくる。
グリムドーンみたいな謎の凶悪DOTとかが(多分)無いので、死因がわりとわかりやすい。

ゲームパッドでの操作はかなり快適。マウスやキーボードを使わなくていいの本当に神。装備画面で結構繊細な斜め入力を求められるのだけは慣れが必要かもしれない。

ハクスラRPGお馴染みの難易度選択はなんか10段階以上ある。もちろん難易度を上げると取得できる経験値やゴールドが増え、特定のレベルからは特別なアイテムが落ちるようになる。

アドベンチャーモード

ストーリークリア後は難易度を上げてアドベンチャーモードで遊ぶことになる。こっちはストーリーは特になく好きな章から始められて、それぞれの章で用意されているクエストをこなしていく。章ごとのクエストを全てクリアするとカナイのキューブで使える素材やレジェンダリー装備などの報酬がもらえる。
高難易度のマルサエルを倒すのだけがやたら困難で、だんだん5章の報酬を手に入れるのが大変になる。

ネファレムリフト・グレーターリフト

クリア後のメインコンテンツ。ネファレムリフトに潜り要石を手に入れて、それを消費してグレーターリフトにチャレンジする。グレーターリフトではレジェンダリージェムの入手、レベルアップが可能。グレーターリフトのより高いレベルをクリアするとジェムのレベルアップ成功率が上がる。

シーズン

せーので新規キャラクターを作って期間内にミッションをクリアしていく遊び。せっかくなんでこのモードで始めてみたけど、ネットに繋がってないと一人プレイすらできないのでSwitch版の利点が薄くなる。ミッションを追っていくといい感じにステップアップできて報酬も出るので、初回プレイでも周回でも楽しめるモードだと思った。

ビルド

まず最初に職業を選ぶ、職業だけは途中で変更することができない。ウィザード以外まだやってないのでアレだけど、近接攻撃のバーバリアン・モンク、防御のクルセイダー、遠距離攻撃のデーモンハンター・ウィザード、ペットを使うウィッチドクター・ネクロマンサーから自分が今やりたい気分のやつにすればいい。どれでもソロで十分遊べる、多分。

スキルとスキルルーン

このゲームはスキルポイント割り振り的なやつはなく、レベルアップで順番にスキルを覚えていく。スキルと組み合わせて使うスキルルーンもレベルで習得していき、効果や属性などが違う5種類から選んでセットしていく。ノーコストで何度でも選び直せるので、装備などに合わせて色々試すことができる。

装備

装備品はだいたい敵からのドロップで手に入れる。同じ装備でもオプション効果や数値が拾うたびに違う。レジェンダリー装備はユニークなオプションがついている物もあり、戦い方やビルドに大きく影響する。

セットアイテム

このゲームではレジェンダリー装備よりおそらく上の位置づけとしてセットアイテムが存在する。6つ揃えるとスキルの威力が6000%になるとか、かなりぶっ飛んでいるので最終装備はほぼセットアイテムで確定。種類がそんなに多くないので最終的なビルドの自由度は高くないように感じた。

カナイのキューブ

レジェンダリー装備についているユニークなオプションを、特定の素材とレジェンダリー装備を消費して保存する。保存したものは武器・防具・アクセのカテゴリからそれぞれ1つずつ自由に選んで付け外しできるようになる。コレクション要素としてもプレイヤーの強化要素としても優れてて面白い。

あとは装備の製作とか装備のオプション変更とかもできる。オプションの変更には装備を分解した時の素材が必要だったりして、余剰装備にも使いみちがあって良い。

ウィザードで遊んでみた感想とか

並行してグリムドーンでペットビルドを遊んでたので、こっちはウィザードで始めてみた。最序盤に覚える手からビーム(ディスインティグレイト)がかっこよくて、終盤までずっと使ってた。攻撃ボタン押しっぱなしで自動的にターゲットが移って順番に焼いていくのがなんか楽しい。

「火を使いたいな…」と思っていたので、クリア後は焼き鳥セットを集めることに決めた。セットアイテム収集は主にカダラガチャで行った。カダラガチャは特定の敵を倒したりすると手に入るトークンを使って、ランダムで装備が手に入るガチャを回す。結構悪くない確率でレジェンダリーやセットアイテムが出る。

リフトでも最初はビームを撃ってたんだけど、最終的に焼き鳥セットが揃ってからはブリザード(火属性のルーン)、ヒュドラを置いてブラックホールで吸い、3種の炎上を付与していた。殲滅力はともかく、高GRにいくと装備オプションを生命力に振っても即死する。シーズンジャーニーを追ってモチベーションにしてたんだけど、セットアイテムで挑戦して時間内にミッションをクリアするセットダンジョンがやる気なさすぎたので王者でストップ。

装備に更新の余地があるうちは楽しいんだけど、セットアイテムを揃えると後はパラゴンレベルとレジェンダリージェムくらいしか伸び代がなくなり、高GRでは立ち回りを要求される感じになるので、僕はそういうのは望んでないな~と思って、GRを登れるとこまで登って1キャラ目はここで終了ということにした。

次のキャラを作るとしたらクルセイダーをやってみたい気がする。盾ビルドがいいな~、ウィザードが死にやすかったので…。

追記:ハクスラ比較

☆おまけ☆

トーチライト2

とっつきやすさ:★★★
ビルドの奥深さ:★
画面の明るさ:★★
コンテンツ量:★
操作性:★(マウスのみ)
価格:安い

とにかくやることが少ない。ハクスラの雰囲気を低価格で味わいたい初心者向け。

グリムドーン

とっつきやすさ:★
ビルドの奥深さ:★★★
画面の明るさ:
コンテンツ量:★★★
操作性:★★
価格:安い

ビルドがマジで複雑だが理解した時の面白さはピカイチ。

ディアブロ3

とっつきやすさ:★★★
ビルドの奥深さ:★★
画面の明るさ:★
コンテンツ量:★★
操作性:★★★
価格:高い

一定以上のやりこみは単調になりがちだが、あらゆる面でクオリティが高い。値段も高い。