ゼノブレイドのリマスター、ディフィニティブ・エディションに収録されている「つながる未来」をクリアしたのでレビューするよ。
目次
クリアに13時間、本編に特典あり
プレイ時間は全てのクエストを埋めて13時間くらいで、似たようなエキスパンションの黄金の国イーラよりはやりこみ要素がない分短いかな?その代わりという感じか、クリア特典を本編にお持ち帰りできる。クリアに13時間といっても一部のクエストとラスボスはカジュアルモードを使ったので、しっかり準備するともう少し時間がかかるかもしれない。
新規マップ1つ+皇都アカモート
今回の舞台は本編で訪れなかった巨神肩。結構な広さで十分に探索が楽しめる。新たなマップに新たなクエスト、そして新たなユニークモンスター。プレイヤーが欲しかったものが揃ってるよ!
仲間は4人
メリア・シュルク・ネネ(中身はライン)・キノ(中身はカルナ)の4人から本編と同じく3人のバトルメンバーを選出する。本編をプレイした人ならわかるだろうけど、素直な性能のキャラしかいないので素直な戦闘をすることになる。あとシュルクが未来視を使えない。
新たな強敵「霧乃獣」
中盤くらいから「霧乃獣」と呼ばれるモンスターがフィールドにポップする。こいつらは戦闘に入るや否や広範囲にいるモンスターを呼びつけて戦闘に参加させるという、このゲームで最もやってほしくないことをやってくる。モノポンが全力で嫌がらせを考えるとこうなるという感じだ。
良かった点
本編の1年後を描いたストーリー
メリアちゃんの目指すハイエンターの未来、そしてタルコとの確執が掘り下げられている。ていうかタルコ関係の話って、前作で全然ケリがついてなかったのね(深堀りされるクエストをやり逃してるだけかと思ってた)。
ナカマトークがフルボイス
キズナトークは選択肢で展開の変わるノーボイスのちょっとした会話だけど、ナカマトークはガッツリとフルボイスで会話イベントが行われる。パーティメンバーの半分がノポンなので会話の相手も半分くらいノポンなのがちょっと頭が痛くなるが(やつらは人間と価値観が違う、モノリスソフトがモノポンと言われる所以)終盤のナカマトークはほとんど本編。
新たなBGM
通常戦闘曲がイーラみたいなシャレオツなやつで良い。霧乃獣の専用BGMも中盤からの盛り上がりが好き。サントラは出ないんですかも?
新たなマップの探索
レベルは60からだけど新たに探索とレベリングできるのはやっぱり楽しい。新鮮な気持ちでユニークモンスターなどと対峙できた。
新しい衣装
メリアちゃんの新しい衣装が可愛い!しかもこっちで手に入れた見た目は本編にお持ち帰りできる。あと初期装備のフレーバーテキストがエモい。
微妙な点
役に立たないシュルク
シュルクが未来視を使えないため、強力なタレントアーツを回避するのが非常に難しくなっている。一応予備動作みたいなのはあるんだけど、未来視がないからパーティゲージ1本使って「未来を教える」コマンドも存在しないので、どっちにしろシュルク操作じゃないと対応するのは困難。僕はこの経験によって本編で敵のアーツにリフレクションを合わせるのが非常に上手くなりました。
装備の選択肢が少ない
モンスターが防具を落とさないし、クエストで手に入る装備が弱いので、最終装備が店売りのスロット付きにジェムつけたやつとかになる。
ジェム回収のシステムが最悪
装備につけるジェムは採掘ポイントから直接手に入れる形になっている。ジェムのレベルはクエストで手に入る採掘器具に紐付いていて場所では変わらないのはいいんだけど、最高でもレベル4までしか手に入らないのは何かの間違いかと思った。レベル4のジェムなんかで耐性を整えたりできるわけないじゃん。あとランダムだから普通に欲しいジェム出ないし。……という訳で、ジェムマラソンをするのが嫌になったので一部のボスはカジュアルモードで倒した。
戦闘が面白くない
装備やジェム、そしてパーティメンバーの選択肢も少なく、単調な戦闘になりがち。育成要素も本編ほど多くないので、戦闘で詰まった時にできることが少ない。そういうわけで僕はちょっとこっちの戦闘はイマイチかなと思った。
最高レベルのユニークはカジュアルモードで戦っても相手の大技にリフレクションを合わせないと死んでいた……。ノーマルだと大技を避けてもメリアちゃん以外が全員死ぬし、そもそもネネがタゲを取らないので無理すぎた。
チェインアタックがノポンジャーになってるのは、目押しタイミングがシビアな割には見返りがないかなって。
総評
メリアちゃんが可愛いのでやるべき。
プレイし始めて3時間くらいは手放しで最高!と言ってたんだけど、やってるうちに戦闘のイマイチさが気になってきた!でもまあ88歳のメリアちゃんだけでもゼノブレDE買う価値あるので、89歳のメリアちゃんも無料で楽しめるのはお得だと思います。