UNDERTALEレビュー

そうだ、アンダーテールの話をしよう。
PS4版をプレイ、3ルートクリア済。
PC版の非公式日本語化パッチが流行ってる中、ネタバレを回避しながら公式を待ち続けたかいがあったよ!
なお、ここでは核心に触れない程度にネタバレしていく。

シナリオ

アンダーテールのシナリオを語るなら3周してからと感じた。
1周目は適当に殺しながら、2周目は不殺、3周目は所謂ジェノサイドルートで進行。

1周目(Nルート)

1周目はよくわからんかったのでトリエルを殺してしまった。トリエルとの戦闘でピンチになると敵の攻撃が自分を避けるようになる演出が結構好き。
僕はレトロ風のゲームでリッチなエフェクトがしれっと使われてるのが好きなんだけど、Nルートのラスボスはそれの極端なやつでめっちゃ良かった。というかこのゲーム、戦闘の演出が自由すぎる。1つの戦闘ごとにフルスクラッチで作ってそうなくらい型にはまってない。そのユニークさだけでも1周目は満足できると思う。

2周目(Pルート)

お次はボス全員と仲良くなっちゃうルート。実はこれ、Nルートとほぼ同じことをやらされるので連続でやると結構だるい。メタトン関係のイベントはうんざりした。あと、アンダインの家がわからなくてめっちゃ探した。2周目のラスボスは正直ちょっと泣いた。ここで終わっておけば王道の良いゲームという感じだったのだが…

3周目(Gルート)

「全員生存して地上に出るグッドエンド」を見たデータを消して3周目を始める。という所まで演出になっているのが面白い。
段々エンカウント率が低くなる敵を一定数倒して進めないといけないのが作業感あるが、シナリオはガラッと変わっていて非常に良い。正直、Gルートをプレイしてなかったらここまでアンダーテールを評価してなかったと思う。メタ的な視点は食傷気味だが、このゲームに関しては他のルートあってのGルートだったので良かったのもある。
このルートには壁となる戦闘が2回あって、特に2回目は無理ゲー感がすごい。十数回チャレンジしてクリアしたんだけど、ストーリーの内容がどうとかよりもとにかくクリアできたことが嬉しいんだよね。そのゲーム的達成感を得ることすらもシナリオに組み込まれていたように感じる。

サウンド

曲数がとにかくすごい、1周2時間くらいで終わるゲームに100曲近く使われている。戦闘曲がランダムエンカウントの敵以外多分全員固有曲、誰の曲がお気に入り?とか話題にしやすさもある。僕はスパイダーダンスが好き。メガロヴァニアもめっちゃかっこいいんだけど、うんざりするほど聴いたのでうんざりした。基本、レトロな音色を使ってるんだけど、リッチな音色が入ってくる曲もあって、絡ませ方が非常に上手い。生音系の音色が入ってきた時に定位が広がる演出は定番だけど良い。

キャラクター

みんな個性的ですごい、テキストまで個性的だったりして面白い。特にアンダインはデートイベントで一気に印象変わる。
クリア後に考察とか色々読んでGルートの主人公好きになった。

トロフィー

Gルートクリアのトロフィーとかあったら過酷だったと思うけど、かなり簡単に取得できるものしかない。実績目当ての購入もオススメ。

とにかくBGMが良かったのでクリアして即サントラ買っちゃったよ。
比較的短い時間で遊べて、ゲームにしかできないであろう体験ができるのでオススメ。